AIと広告

今年もあと3日ですね。今年は何といっても生成AIの急激な進歩と広まりの年でした。特に僕が注視していたのは精度と表現力が向上した画像生成AIと動画生成AIです。ついに日本企業の広告CMで生成AIで作られたAIモデルも現れました。
広告では商品やサービスの魅力をアピールするために、印象的な画像や動画を制作することも重要です。その辺意図しない画像が生成されることもあるので、それが逆にインパクトがある画像になる場合もありとても面白いです。ですので生成AIを活用することで、従来はプロのクリエイターに依頼していた画像や動画の制作を自社で行うことも可能になります。
しかしながら、それなりのクオリティを目指すとなるとやはりまだ自社のみでは難しく、たとえばパルコ初の生成AI広告「HAPPY HOLIDAYSキャンペーン」は狙った画像を生成する為にプロのクリエイターの力を借りたりCGなどの追加の作業があり、リアルと同じぐらいの製作期間とコストがかかったそうです。
とはいうものの中小企業はチャンスでもあります。簡単な画像であれば画像生成AIを活用することで、ユーザーの興味や関心に合わせて、よりカスタマイズされた画像や動画を配信することをコストをかけずに可能になります。また、画像差し替えも簡単にでき素早くABテストができるので、より効果的なマーケティングが可能になり、広告の費用対効果を高められる可能性もあります。
生成AIの進化速度はとても早く、ついていくのは大変なのですが来年も目が離せません。
※アイキャッチは生成AIで作成したAIモデルです。
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