ELYZA:日本発の生成AIスタートアップ、その挑戦と展望

前回のブログで少し触れましたが日本から新たなAIスタートアップチャレンジャー「ELYZA」。東京大学発のこのスタートアップは、日本語に特化した高性能な生成AIの開発で話題になっています。日本で独自開発した大規模言語モデルではなく、Meta社が開発した「Llama 2」を使っています。それに日本語による追加事前学習とELYZA独自の事後学習を行い、日本語能力を拡張したものです。
ELYZAのデモ版生成AIを実際にいじってみると、日本語に特化しているだけあって、日本語はよくできていると思います。性能評価では文学や科学技術に関する知識、執筆カテゴリにおいて、総合スコア首位のOpenAI社の「GPT-4 (0613) 」 とも同等のスコアを達成しいるそうです。
最近、ELYZAはKDDIグループと資本業務提携を結んだことが発表されました。この提携によって、生成AIの社会実装がさらに加速されることが期待されます。ELYZAの挑戦は、生成AIに出遅れ気味の日本にとって明るいニュースです。今後の成長と事業展開に期待がかかりますね!
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