自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」
「Devin」という言葉を聞いたことありますか?
最近話題になっているソフトウェア開発を一新するかもしれないAIエンジニアの名前です。Cognition社が開発したDevinは、プロンプトからシステム設計、デバッグ、デプロイまで、ソフトウェア開発のあらゆるタスクを自律的にやっちゃいます!
Devinのすごいところは、例えば”ライフゲーム”(生命の誕生や死を計算機上でシミュレーションするゲーム)をたったの13分で開発からデプロイまで完了させちゃうところ。しかも、ユーザーからの細かい調整要望にも60分以内で対応して、ゲームを完成させてしまいます。
ちなみに、Devinの名前の由来はフランス語で「占い師、巫女」って意味らしい。なんか胡散臭い名前ではありますが、性能はものすごいです!
SWE-benchというベンチマークで、Devinは提案された課題の約14%を解決し、これは他のAIモデルよりも大幅に高いパフォーマンスみたいです(GPT-4は、わずか1.74%)特に注目すべきは、Devinがアシストなしでテストされた点で、他のモデルはアシスト付き(つまり、編集が必要なファイルが正確にモデルに伝えられた)であるということ。ものすごく優秀なのがわかりますね。
今は一般には使えないけど、公式サイトからウェイティングリストに登録することができます。このAIの進化は、ソフトウェアエンジニアの仕事にどんな影響を与えるのでしょう・・・雇用喪失の懸念がある一方で、ソフトウェアエンジニアの味方となり、人間の想像力+AIで新たな世界が開く可能性も大いにあると思います。
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