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ChatGPT 新機能「Deep Research」を使ってみました。

ChatGPT 新機能「Deep Research」を使ってみました。

2025年2月3日、OpenAIはChatGPT向けの新機能「Deep Research」をリリースしました。今朝自分のChatGPTを覗いてみると、「詳細なリサーチ」というボタンが出ていました。そこで気になるのはGoogle Gemini Advanced 1.5 with deep research との違いですよね。まだじっくりと試していませんが、触った感じの初見を書きたいと思います。

その前にChatGPT「Deep Research」はどんなものかといいますと、

  • 現在はChatGPT Proプラン向けに提供されています(ChatGPT Plusのユーザーも将来的には開放する予定)。
  • Webブラウジングとデータ分析に最適化された次期バージョンのOpenAI o3モデルを採用
  • 数百のオンラインソースを検索、分析、統合する能力。
  • ユーザーが入力した質問に基づき、インターネット上の情報を収集・分析し、詳細なレポートを生成します。調査には5~30分程度かかる場合があります。

ChatGPT「Deep Research」と「Google Gemini Advanced 1.5 with deep research」に同じ質問を投げたときの感想です。

ChatGPT「Deep Research」は、質問に対してチャットでより細かいリサーチ内容の提案と確認が返ってきます。そして回答は非常に詳細です。しかし致命的なのはバグなのか途中で止まってしまうことが何度かありました(特にo1Proで使用するとすぐに止まる)。これどうにかしてほしい。。。また、ChatGPT「Deep Research」使用時にどのモデルを選択するかが不明確です。せめてモデルの違いで何が違うのか情報がほしいです・・・

一方Google Geminiも「計画を編集」ということで、分析する内容を編集するのですが、ChatGPT「Deep Research」のような細かい提案はないです。スピード感でいうとChatGPT「Deep Research」より早く情報収集するように感じます。googleドキュメントに結果を出力できるのも便利です。リサーチ内容も幅広く詳細でよいものが多いです。ただ質問が悪かったのか、弊社に関する情報をリサーチさせたら、Google は弊社の事業の一部に「インターネットベースの葬儀サービスプロバイダー」とか「CEOは21歳」などいうハルシネーションがありました。ChatGPT「Deep Research」は完璧に詳細な調査をしていました。おそらくどちらもハルシネーションは出てくると思いますので、それをもってどっちが良いとは言いませんが、ありきたりな言い方になってしまいますが、”使い分け”かなあと思ってます。特定の業界や上場企業を調べることなどもやってみたのですが、両「Deep Research」も良い結果が出てきます。

今のところ、高度な情報や専門的な知識を必要とする場合にはOpenAIのChatGPT「Deep Research」を使用し、サクッと一般的な情報収集や幅広い分野でのリサーチにはGoogle Geminiを利用という感じででしょうか。今後も両「Deep Research」はアップデートはしていくと思いますので、その時にまたブログに書きたいと思います。