OpenAIの12日間
OpenAIは先週、「OpenAIの12日間」と呼ぶイベントをスタートしました。初日は正式に「o1」を公開し、月額200ドルの新サービス「チャットGPTプロ」を発表、2日目は強化学習のファインチューニンに関して、そして3日目が待ちに待った動画生成AIのSoraになります。
早速使ってみました!!!サーバーが混みあってなかなかアクセスできなかったのですが、最初に僕が作成したSoraの動画はこちらです。
改めて知らない方の為に説明しますとOpenAIが開発した「Sora」は、AIを活用してテキストや画像から高品質な動画を生成する画期的なツールです。最大1080pの解像度で、最長20秒の動画を制作できます。アスペクト比も自由に選べるため、さまざまなフォーマットに対応可能です。
さらに、高速生成が可能な「Sora Turbo」モデルを搭載しており、スピーディに動画を完成させたい場合にも最適です。
ざっくりと仕様をまとめると。
- テキストから動画生成:「こんな動画が欲しい!」というアイデアをテキストで入力するだけで、数分で動画が完成します。
- 画像から動画生成:静止画をもとに、AIがそのシーンを動きのある動画として再現します。
- ChatGPT Plusユーザー:月50本まで生成可能
- ChatGPT Proユーザー:低速生成なら無制限、高速生成なら月500本まで生成可能
これは企業の動画広告を飛躍的に効率化させるかもしれませんね。
特に中小企業にとって、限られたリソースでどれだけ魅力的なコンテンツを発信できるかが競争力の鍵となります。少しSoraの活用シーンをみてみましょう。
- 広告・プロモーション動画の作成:
自社商品やサービスを紹介する動画を、短時間かつ低コストで制作可能。SNSでの配信にぴったりです。 - 社内教育や説明資料の動画化:
手間のかかる動画編集のスキルがなくても、AIが高品質な説明動画を作成します。 - イベント告知やプレゼン資料の動画演出:
イベント招待や発表資料に動画を活用することで、視覚的なインパクトを強化できます。
Soraの導入は、単なるコスト削減だけではなく、クリエイティブ力の強化やマーケティング施策のスピードアップといった付加価値をもたらす可能性があります。一方で、AIで生成したコンテンツにおいては「オリジナリティ」や「倫理性」に対する視点も必要です。
また、Soraの利用はChatGPT PlusまたはProユーザーに限られるため、必要な投資対効果をよく検討することも大切です。例えば、月50本の動画生成が可能なPlusプランを試し、効果を測定した上でProプランへ移行する段階的なアプローチが考えられます。Plusプランでは動画に透かしがはいるので実際に企業が使うとなるとProになるかと思います。
動画制作はこれまで専門的な知識や時間を要する作業でしたが、Soraの登場によって誰もが手軽に高品質な動画を制作できる時代が始まりました。特に僕らのような中小企業にとっては、クリエイティブなコンテンツを発信する絶好の機会です。これはあっという間に制限を使い果たしてしまうかもしれません。Pro に課金しようかな・・・・
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