OpenAI、GPT-4.5とGPT-5のロードマップを公開

OpenAIのサム・アルトマンが2月12日、Xで発表したニュースをご存じの方多いのでは?今回の発表では、数週間以内に「GPT-4.5(内部コードネーム:Orion)」がリリースされ、さらに数カ月後には、いろいろな技術を統合した新世代の「GPT-5」が登場するそうです!!これまで複雑だったモデル選択が、もっとシンプルに使えるようになる予定です。
どのようなロードマップになっているのかというと、まずGPT-4.5は、いわゆる「Chain-of-Thought(思考の連鎖)」を使わない最後のモデルとして位置付けられていて、従来のモデルから次世代への橋渡し役を担います。そして、GPT-5は、音声認識やキャンバス機能、検索、さらにDeep Research機能など、いろんなツールがひとつにまとまった統一システムとして提供される予定のようです。
GPT-4.5では応答速度と計算効率が改善される見込みで、ユーザーは現在のChatGPTより高速な返答を得られます。企業にとってこれは、ウェブサイト上のチャットボットがより素早く顧客に回答できることや、社内でコンテンツ生成やデータ分析の結果を待つ時間が短縮できそうです。また今まで、複数のモデルからどれを選ぶかで頭を悩ませることも多かったと思いますが、今回のGPT-5はその悩みを解消してくれそうです。
中国のスタートアップDeepSeekなど、世界中でAI技術の競争が激しくなる中、OpenAIは、よりシンプルでユーザーフレンドリーなモデルになります。高度なモデルほど導入コストも上がる可能性がありますが、適切に活用すれば人的リソースの節約や売上増加によって十分な投資対効果を得られることができるかもしれません。
今後ますます進化するAIを上手に取り入れることで、中小企業でも大企業に匹敵するマーケティング・営業施策を展開できるようになるでしょう。
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