ついに日本でもChatGPT Operatorが利用可能に

少し前のブログにChatGPTのOperatorに関して書きましたが、その時は日本でまだ利用できませんでしたが、ついに日本でもOperatorが使えるようになりました!もう一度簡単にこのOperatorを説明しますと、AIがWebブラウザを操作し、ユーザーの代わりにタスクを実行してくれるいわゆる「AIエージェント」といわれるものです。特徴は下記のとおりです。
- インターネット上のタスクを自動化。特にウェブブラウザの操作が可能で、人間のように情報収集やタスク遂行を行うことができます。
- ウェブブラウザを通じたタスク自動化に特化しており、情報収集や簡単なタスクの実行を可能にします。
- Operatorはウェブページの視覚要素を認識し、人間のように操作を行えます。
- 自動化された操作には、ユーザーの介入が可能で、安全性に配慮した設計がされています。特に、金銭が関わる操作や、重要な操作ではユーザーの確認を求める仕組みがあります。
早速僕も使ってみたのですが、これはちょっと期待外れでした・・・現状はあまり使えないものです・・・実際にブラウジングができるのですが、たとえば、「楽天でxxxを安い順で3つURL送って」としても指定した商品とは違うURLを送ってきます。また、YouTubeの概要欄にある文字起こしを取得しようとした際に、YouTubeへのアクセスで読み込みエラーが発生したりと・・・少し残念です。海外・国内の事例では日常的な予約・調査からビジネス上の情報収集まで多彩な用途で有効性が確認されていますが、今回の僕の実験のように、操作ミスの可能性やサイト側ブロックなど不確実性があるのも事実です。
まあ、今のところ残念な状況ですが、すぐに性能が向上してくると思います。そして数年後には業務効率の向上という点では、Operatorは人間の代理としてウェブ上の単純作業を完璧に近い状態でこなしてくれるでしょう。もしかしたらその時には、ChatGPTの通常の会話画面から「このリサーチの続きをやって、まとめてXXXに送っといて」と言うだけで、裏でOperatorが起動して勝手に処理を進めるというシームレスな体験が提供されているかもしれません。
Operatorの進化がビジネスシーンにどのような変化をもたらすのか、とても楽しみですね。
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